(※ 写真は15歳の時の私)
富谷市・仙台市泉区・太白区秋保で空手教室を開いています。
🥋 小幡カツヒロ空手放浪記
【 其の五 】
いよいよ
私は中学入学。
仙台市中心部の東北学院進学。
クラブ活動に空手部を探すが当時学院中には空手部はなかった。
諦めきれず空手に憧れをもった私を入れて3名の中学一年生で空手愛好会を作りました。
当然練習場所はなく、
校舎の屋上、または校舎の廊下、校舎近くの五橋公園が稽古場でした。
学院は中学、高校一貫教育なのでたまに学院高校空手部の先輩達が私達三人に稽古してくれました。
少林寺拳法愛好会の高校生たちも私達中学生の稽古に参加してくる事もしばしば。
その後その先輩方の中にはある有名なフルコン空手の東北チャンピオンになった先輩もいました。
愛好会の他に学院中学には必須の週一回必ず参加の特別活動があり、幸い空手コースがあり勇んで入りました笑
講師はある有名な伝統空手の世界大会を何度も優勝する東北学院大学の先輩でした。
今でも心に刺さる、
その先輩である師範の言葉。
『 どんな時も冷静沈着に!』
『 常に平常心で!』
という言葉。
そしてその先輩の稽古は空手の基本の立ち方
〝 前屈立ち 〟をひたすら長い時間することでした。
前屈立ちのまま漫画本1冊読めるようにならなければなない。
空手は立ち方が基本
何事も基本が大事だと。
彼は派手なカッコいい練習は一切させてくれず、
ひたすら三年もの間立ち方、
移動の仕方を延々と、それだけを教えてくれた。
今になって思えば彼の気持ちがわかる
まずは立てなければならない。
俗にいうただ立つのではなく、
武道的立ち方、身体を移動させる技術の大切さ。
それを教えて下さったのだと。
徳川家康の遺訓に
『 怒りを敵と思え 』
『 堪忍は無事長久の基 』
とあるが、
勝つことばかりを知りて負けることを知らないのは危険で、
〝 我慢する事 〟
が無事長久の基本だということ。
おそらく中学時代特別活動空手の師範は僕たちにそれを伝えたくて
常に冷静沈着と話してくれていたのかもしれない。
と思う今日この頃です。
さあ!
今日から9月!
夏の疲れを吹き飛ばして
頑張ろう!
2024/9/1(日)
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